当センターでは、介護現場の生産性向上に関するガイドラインや、生産性向上プロジェクトのマネジメント方法の知識や技術を学ぶ「研修会」と、先進的な介護テクノロジー(介護ロボット・ICT機器)に直接触れることができる「展示会」を定期的に企画・開催しております。

これらのイベントを通じて、日々の業務改善のヒントや、新たな業務効率化の可能性を見出す機会をご提供いたします。最新の開催情報はお知らせにて随時更新してまいりますので、ご確認ください。

当センターのサービスは全て無料で受けられます。ぜひご利用ください。

研修会

介護現場が直面する課題解決の一助となるよう、専門家を講師としてお招きし、実践的な研修会やセミナーを随時開催しております。

生産性向上の考え方や、介護保険制度の改定に伴う新しい加算への対応、効果的なICTの導入方法、職員の皆様が働きやすい職場環境づくりなど、時流に合わせたテーマを取り上げてまいります。

生産性向上ガイドラインの取組解説研修(介護の生産性向上の考え方)

介護人材の不足という課題に対し、働きやすい職場作りを通じて人材の確保・定着を目指します 。

本研修では、介護報酬改定への対応といった目先の目的だけでなく、最終的に「介護サービスの質の向上」と「職員の働きがいの醸成」を実現することが生産性向上の本質的なゴールであることを学びます 。

また、介護現場の生産性向上は、製造業のように速さや量を追求することではありません 。本研修では、これを「介護の価値を上げること」と定義します 。記録や清掃などの間接業務を見直し、そこで生まれた時間を活用して、利用者との対話など専門性が求められる直接的なケアの質を高める「タスクシフト」の考え方を習得します 。

生産性向上の意義

生産性向上ガイドラインの取組解説研修(業務改善の具体的な手法)

厚生労働省の「生産性向上ガイドライン」に基づき、現場の課題を解決する具体的な手順を学びます 。

とくに最初のステップとして重要な「課題の見える化」について学びます。

「気づきシート」を用いて職員一人ひとりが感じている課題を収集し、「因果関係図」で問題の根本原因を「見える化」します 。その上で、特定された原因に対し「7つの打ち手(視点)」(テクノロジー活用や手順書の作成など)で、実践的な解決策を導き出します 。

気づきシートから因果関係図

課題解決手段としてのICT・テクノロジー活用研修

ICTや介護ロボットを「導入そのものが目的」とせず、現場の課題を解決するための有効な「手段」として位置づけます 。そのうえでどのようなテクノロジーを選ぶかのポイント等について解説します。

介護テクノロジーの重点分野を主としたテクノロジーやその製品や選定方法についての解説を行います。

また、生成AI等の最新のテクノロジーの事例についても紹介します。

介護テクノロジーの重点分野
テクノロジー導入のポイント

ケアプランデータ連携システムの普及と活用研修

事業所間のケアプランの情報共有にかかる転記作業や郵送・FAXの手間を大幅に削減し、職員の負担軽減とコスト削減を実現する具体的な効果を理解します 。

また、導入に当たってのステップについて解説し、ケアプランデータ連携システムの導入ハードルを下げ、普及を促します。

ケアプランデータ連携システム

展示会

みえ介護生産性向上支援センターが主催する、最新の介護ロボット・ICT機器が一堂に会する展示会です。実際に機器を見て、触れて、その機能性や操作性を体験いただけます。

2024年度には一度の展示会で50社以上の製品等をご覧いただける規模の開催もしております。最新の機器についての知識を得られる場としてご利用ください。

主に介護テクノロジーの重点分野に関する製品に関する展示をアナログ、デジタルで幅広く行っております。

介護テクノロジーの重点分野